アメリカ生活経験
第2章 アメリカ生活のスタート
1989年2月アメリカのシカゴでの生活がスタートしました。真冬で周囲は雪が積もっていました。気温はマイナス15度くらい。この年は大寒波がきた年でマイナス25度も経験しました。日本で購入した防寒着ではとても歯が立たず、羽毛入りのジャンパーを購入しました。
1、先ずはアパート
先ずは住むところを決めなければなりません。私の場合、安全性、食事の利便性を考えて割りと日本人が多く住んでいるアパートを選びました。そこはとても素晴らしいところでテニスコート、プールがあり、池があり、さすがアメリカという環境でした。室内も暖房が良く効いて真冬でも半袖で生活できるくらいでした。部屋は2ベットルームで当時、月800ドル(9万円くらい)の家賃でした。
2、銀行口座開設
次は銀行口座を開かないといけないのですが、銀行口座を開設するためにはいくつかの条件が必要でした。住所を証明できるものが2つ以上必要で電気、ガス、電話等 の請求書の郵便等を準備しました。銀行口座を開設するとチェックブックが届き、個人で小切手を発行することができるようになります。電気、ガス、電話等の支払いは、このチェックブックで小切手を書いて郵送します。金額を英語で記入しなければならないので、慣れるまでは大変でした。
3、運転免許証
銀行口座開設と同時に運転免許の取得も必要でした。日本で運転経験がある人には、実車試験はそんなに難しくはないですが、自分の車を持ち込み公道でのテストがあります。速度制限や確認動作等をしっかり守らないと即失格となります。試験官の指示を理解できないといけないのであらかじめどういうことをするのか分かっていると英語が分からなくても慌てなくて済みます。筆記試験も英語で受けました。辞書持ち込み可でしたので少しは気分的には楽でしたが、事前にしっかり勉強していかないと一発では受からない人がいます。
4、ソーシャルセキュリティー番号(日本のマイナンバーみたいなもの)
最後にソーシャルセキュリティー番号(日本のマイナンバーみたいなもの)を取得する必要があります。税金を支払うための目的が一番だと思いますが、アメリカでは何かとソーシャルセキュリティー番号が必要となりますので非常に大事になります。
住居、銀行口座、運転免許の情報を添えてソーシャルセキュリティー事務所に申請します。私がソーシャルセキュリティー番号を申請した時はとても厳しい役人がいて非常に緊張した経験があります。
ここまでがアメリカ生活で最低限必要な手続きとなります。
第3章に続きます。
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