管理職
5)判断力
管理職は日常業務で部下から様々な判断を求められますね。
皆さんはどうようにされていますか?
大抵の場合、部下からの説明や報告だけでは判断するための判断、すなわち判断材料が不十分である時が多いと思います。
判断するために十分な調査を行っていなかったりや資料を揃えていなかったりしているので部下自身も判断できずに悩んでしまっていることがあると思います。悩んだ挙句に期限が迫ってきてしまって上司に決断してもらおうと思って相談してきます。
そういう時は部下に追加調査を依頼して判断するようにしています。期限がある場合でも中途半端な情報をもとに判断するのは一つの賭けでであり、リスクが大きいです。
リスクはゼロにすることはできませんが、可能な限りリスクを少なくすることに努めなければなりません。
では判断材料が揃ったら、どういった基準で判断しますか?
原則的には経済的に有利な方向になるように考えるのが普通です。
例えば、A案、B案のどちらを選択するか?という判断をする場合は、経済的に有利な方を選択すべきです。
当たり前のことのように思いますが、これが実際にはなかなかそうはいっていないことがあります。
人的要因があったり、思い入れにとらわれて正しく判断できなくなってしまうことがあります。
特に部下が当事者であるとその傾向が強くなります。
この原則を踏まえた上で経済的には有利ではないけれども、パワーバランスの関係や緊急性といった角度の違う要因があり、判断する場合もあります。
この場合は、その理由を明確にしておいて、上司や経営者に報告しておくことが後日のトラブルにならないようにする予防となります。
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